<モリンガとは>
➢ 弊社の販売するモリンガの種は“モリンガオレイフェラ”と呼ばれる種類のものです。 “モリンガオレイフェラ”はインド原産で“ワサビノキ” とも呼ばれ、種子や葉、枝 のほか、花、樹皮、根なども食材のほかいろいろな用途で利用されています。
➢ モリンガはその種や葉などに多くの栄養素を含むだけでなくいろいろな薬効の報告もあ り、モリンガ摂取はまさに“医食同源”を具現化するものと言えます。
➢ また、モリンガの二酸化炭素吸収速度は一般的植物の20倍もあるため、モリンガの種を 食するだけでなく、ご自宅で樹木としてお育てになれば、その葉を栄養豊富な野菜とし て摂取できるほか、お部屋の空気浄化を兼ねた観賞用としてもご利用になれます。
※:モリンガ オレイフェラ: 栄養の重要性とその医学的応用に関するレビュー
https://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S2213453016300362#tbl0005
<モリンガ種子の食し方>
➢ 種子を覆う殻を取り、中の薄皮に包まれた白い実を食します。
➢ モリンガの種子には苦味がありますが、これはモリンガの種子に含まれるグルコシノ レート類などによるものです。
➢ 下記論文ではこの苦みを弱める提案がなされています。 弊社もこの苦みを弱める 〔除去する〕工夫を行い、より食しやすい商品としてご提案させていただく所存です。
※:モリンガ オレイフェラ種子の特性評価と食品としての潜在的な用途
<モリンガの育て方(例)>
➢ 弊社試験農場での経験と文献をもとに鉢植えの場合で説明します。
➢ 播種〔種まき〕時期
モリンガ育成最適温度が25℃~35℃のため国内では4月~8月が播種時期です。
➢ 鉢と土の準備
比較的底の深い植木鉢に、水はけのよい畑の土に腐葉土を40%程度混ぜたものを入れます。
※:経験的には、普通の畑の土であれば特に水はけを気にする必要はありませんでした。
※:モリンガの根は下方向によく伸びるため、底の深い鉢が適しています。
※:モリンガ自体は比較的高温で十分な日照があれば、降雨量少なくやせた土地でもよく育ちます。
➢ 播種〔種まき〕
2㎝程度の深さの穴をあけ、種2個程度を埋め十分な水を与えます。 播種後3日~2週間で発芽しますが、発芽するまで毎日十分な水を与えます。
※:発芽率の関係で念のため2粒播種します。
※:2粒とも発芽した場合一本除去しますが、そのまま2本とも育てることもできます。
※:弊社での発芽率実績は85%で、種収穫1年経過後での発芽率低下は見られませんでした。
➢ 育成と潅水〔水まき〕施肥
日当たりのよい場所において育てます。 植木鉢表面が乾いたら水を与えます。 施肥は若干の腐葉土を与える程度で十分です。 葉が大量に黄色くなる場合腐葉土の量を増やすことで改善する場合があります。
※:モリンガは十分な日照を好むため、ベランダの近くなどでの育成を推奨します。
※:モリンガは乾燥した土地で繁殖するため、潅水時水浸しにならないようご注意ください。
※:弊社試験畑では発芽後降雨のみで潅水したことはありませんが、元気に育っています。
※:弊社試験畑は自然農法のため、草のすきこみ以外施肥は行っていません。
➢ 葉の収穫と剪定
葉が茂ってきたら枝を根元から折って枝と葉を収穫し、葉をサラダに混ぜるなどで食せます。 十分な日照があれば幹の収穫した位置などから次々に枝と葉が生えてきます。 幹は1m程度の高さで先端を切ることにより、上方向への成長を抑制できます。
※ :モリンガは木ごとに成長速度に差があり、1ヶ月で1mを超える場合や1m成長 に半年かかる場合もあります。
➢ 越年
気温が下がってくると落葉〔葉が黄色くなり落葉〕します。 葉の落ちたモリンガの木は室内で5℃を下回らない環境で越年させます。 翌年日のよく当たる場所に置けば、気温25℃を超えるころから出葉します。
※:越年中は潅水しすぎない〔土の表面が完全に乾かない〕程度に湿らせるだけで施肥不要です。
※:出葉後は前年と同様に、上記育成と潅水、施肥以降を繰り返します。
※:モリンガ オレイフェラ: 産業として大きな可能性を秘め、気候変動に適応した先進国における未知の作物
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC7824577/#B9-foods-10-00031